12月 10th, 2020
2019年1-3月の間、スペインのバルセロナに短期滞在しました。その間にスペイン国内、ポルトガル、そしてヨーロッパの10か国を回る旅をしました。基本は一人旅ですが、友達と現地で落ち合ったケースもあります。移動手段はLCC(飛行機)もしくは鉄道です。目的はこれまで北米中心に旅行をしてきたので、ヨーロッパの新たな魅力を発見すること。季節は冬から春にかけてでした。旅行の時期は1泊2日~1ヶ月まで多岐にわたります。
国内旅行も好きでエントランスで日帰り旅行に参加したり、はとバスツアーにも何度か乗ったことがあります。国内では友人と一緒に行くことが多く、ひとりで参加することはあまりありません。海外旅行のように長期で旅行する際はひとりで行動した方が効率が良く、好きなように動けます。
観光場所はスペイン国内はバルセロナ、サンセバスチャン、マドリッド、グラナダ、セビーリャ、スペイン国外はポルトガルのポルト、イタリアはナポリ、ローマ、スイスはマイエンフェルト、ドイツはミュンヘン、オーストリアはザルツブルク、ハルシュタット、ウィーン、ハンガリーはブダペスト、チェコはプラハ、ドイツはベルリン、オランダはアムステルダム、ベルギーはブリュッセル、フランスはパリへ行きました。
全てオプショナルツアーではなく自身でプランを立てて観光しました。食事については、インターネットリサーチで美味しそうな情報を収集し、そのレストランで食事をしました。特にサンセバスチャンでの美食ツアーではフォアグラを安く食べて大満足でした。ひとりだと好きなものを食べることができ、疲れている時は部屋でゆっくり食べられるのは便利です。
ほぼすべての旅程において一人旅だったので、ブダペストの日本人が経営するドミトリーで他の日本人旅行者に会えたことはとても楽しかったです。ドミトリーに宿泊しているので、彼らもほとんど一人旅をしており、一緒に観光地に出かけたり、この先の旅行プランについて共有したり、一緒にご飯を作ったりしました。普段交わることのないような人種の人たちと会えるのも醍醐味だということを改めて実感しました。
現地で働いている女の子はハンガリー語が話せたので、一緒にレストランで食事する際には助けてもらいました。地元でF1カーが走るというイベントがあるという情報も彼女から教えてもらえました。またつり橋効果だったと思いますが、現地で知り合った人と2人きりで1日ハンガリー観光をした日、その人に告白をされたのは今となってはいい思い出です(笑)。確かに男女2人で色々な観光地を巡っていたのでちょっとデートっぽい雰囲気だったかもしれないです。
バルセロナ旅行中に2度もスリにあったことは本当に怖くて嫌な思い出です。1度目は地下鉄の車内の中で、2度目は歩いている道で、持っていたバックパックのポケットをあけられて財布を盗られそうになりました。どちらも未遂に終わりましたが、現金を持っていたら確実に取られていたと思います。バルセロナはスリが多いとは聞いていましたが、注意深い自分がスリに遭うとは思っていなかったので正直ショックでした。
その後イタリアに旅行した際もスリが怖くてあまり観光を楽しむことができませんでした。アジア人女性が一人で歩いているとそれだけでターゲットになりやすいので、十分注意が必要だと思います。特にバルセロナの地下鉄では周りの人も気づいていながら助けてくれないので、自分の身は自分で守るしかないです。
また、ハンガリーのブダペストからチェコのプラハには寝台特急で移動したのですが、一人部屋にしたにも関わらず、隣の車掌室からのいびきがうるさくて眠れなかったのには困りました。耳栓やアイマスクは必ず持参した方がいいのですが、一人旅だと何があるかわからないので、音をすべてシャットダウンさせるわけにもいかず、でも寝不足も次の日に辛く、悩むところです。
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12月 8th, 2020
それまで海外旅行の経験は無く、当時、遠距離恋愛をしていた彼に会うため初めて一人で海外へ行きました。平日は彼も仕事があったので、私はのんびりカフェで映画を見たり、マンハッタンの街を散策したりショッピングしながら一人で過ごし、土日は彼と一緒にニューヨークの観光名所へ出かけました。時期は9月末?10月中旬までの約3週間の滞在で、有名な所へほぼ行く事ができました。
ニューヨークは地下鉄網が発達していて、東京と同様にほとんど電車で移動が可能でした。なので、旅行中の移動手段は主に電車で、空港への往復にUberタクシーを利用しました。
ツアーには参加せず、日本で旅行本を買い込んで行きたい場所・食べたい物などを自分でリサーチしてから行きました。
最も行きたかった”自由の女神”を見に行く事もでき、間近で見るとその大きさに圧巻でした。また映画「ナイトミュージアム」の舞台となった”アメリカ自然史博物館”へも行きました。入場料は寄付制で$1~22の中で自分で設定して支払います。また午後5時?閉館までの間は無料で入場できました。日本語のパンフレットや有料音声ガイドもありました。映画に登場したモアイ像を見つけた時はテンションが上がり2ショットを撮りました。
滞在中はカップケーキを3M4箇所で食べ比べ、個人的に一番美味しいと感じたお店は「GEORGETOWN CUPCAKE」でした!バタークリームが甘過ぎず舌触りも滑らかで、スポンジケーキもフワフワで美味しかったです。ハロウィン時期だったので、オバケや蜘蛛の巣などの飾りも可愛かったです。
ニューヨークの地下鉄では、普段東京では考えられない光景をたくさん目にしました。電車内で普通に電話もするし、向かい側の人や見ず知らずの人ともお喋りで盛り上がったりして楽しそうでした。電車内での演奏や歌は日常茶飯事。ある時はラテン系の方々が大人数で様々な楽器を持って演奏し始めました。
徐々にその車両全体へ広がっていき、乗客を巻き込んでの大演奏会に遭遇した事もありました。陽気なラテン音楽に合わせて踊り出す人もいて…見ているだけでも楽しかったのを覚えています。また、プロ顔負けの上手な歌とギターを披露してくれたお姉さんにも遭遇した時は、初めてチップを渡しました。素敵な笑顔でお礼を言ってくれて、嬉しくて今でも良い思い出です。
演奏だけでなく、大きな家電やおもちゃを抱えて「誰か買いませんか??」といきなり販売をするおじさんや、日常の不満を車両に乗っている乗客に向かって演説を始めるお兄さんもいました。ニューヨークの電車内は、個性豊かな人が多く、飽きない時間を過ごさせてもらえました。
一人で街中を歩く時は”観光者”とあまり分からないように自分なりに気をつけていました。ある日の夕方、仕事終わりの彼を待っていると、いきなり若い男性がペラペラと何か話しかけてきました。私が「??」という顔をしてすぐにその場を離れると、近くに連れの男性がいて二人でコソコソ話しながら帰って行きました。
何かペアになって動いていたのかどうか分かりませんが…この時ばかりは英語が聞き取れなくて良かったと思いました。また、滞在中は地下鉄で移動していたのですが、電車が駅に到着する直前、いきなり行き先変更のアナウンスが入り早口の英語が聞き取れず「何て言ったんだろう…まぁいっか」と呑気に乗っていたら、目的地と全く違う所へ行ってしまった事がありました。
それからは電車のアナウンスを注意深く聞くようになりました。また、空港の入国審査で税関申告書を見せた時に、裏面に持ち合わせの金額を記入してと言われ、焦って「$50」と書いてしまい審査官に「あなた3週間もいるのにたったの$50だけ?!」と言われて急いで書き直しました。裏面に前もって記入しておけばよかったと思いました。
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12月 1st, 2020
数年前になるのですが、留学先(カナダ)で出会った友人の結婚式に参加するため、東京ーカナダ(ハリファックス)へ一人旅に出かけた事があります。東京からデトロイトへ行き、乗り換えを小型機でハリファックスへと行く日程で1週間で計画しました。秋が始まる9月頃、到着すると紅葉が少し始まっていて、澄み切った空気がとても心地良かったです。友人の親戚の家の屋根部屋に泊めてもらうことになりましたが、とても広く、暖かく、ホームステイ気分で楽しかったです。
ハリファックスはとても小さい街だったのですが、港街でもあり、シーフードがとても美味しいと聞いていたので、友人の親戚と一緒に半日出かけました。移動は車だったので、「ペギーズ・コーブ」の灯台や、ルーネンバーグの景色などを紹介してもらいました。同行してくれたカナダ人の親戚の方が、灯台で海を見ていたら、指を指して、「この海の向こうがイギリスだよ」と教えてくれました。
日本人の私としては、とても不思議で、ヨーロッパがこれほど近いのかと感心した記憶があります。そのほか、地元の一番古い木造の小学校、歴史的な壁画彫刻などローカル文化にも触れる事ができ、2度と経験ができない旅行となりました。ランチはルーネンバーグ近くのローカルなシーフードレストランでランチをして、大きなロブスターを堪能しました。今までに見た中で一番大きく、新鮮な料理に思わず感動したのを覚えています。
ハリファックス初日、日本からお世話になるカナダの方にお土産で「お菓子・ひよこ」を持参したのですが、夕方についたのでコーヒーを飲みながら渡したところ、「こんなの見た事ない!!何これ、食べて良いの??」と素敵なリアクションをもらいました。元々アジア人の訪問が少なく、彼らにしたら初めての日本人で、初めてみる「ひよこ」に驚きと感動してもらえたのはとても印象に残っています。
また、友人の結婚式に参加するのが目的でしたので、メインイベントの結婚式がとても良かったです。日本と違って、地元の公民館の広場で親戚や友人など100人近くが集まって、料理を楽しんだり、踊ったりして時間を共にするのですが、飾り付けも自分たちや友人の手作りだったり、温かみのある式に、とてもうらやましく思いました。
個人的には友人の新婦のお父さんと一緒にダンスしたのは今でも良い思い出です。年齢に関係なく踊り出すのは素敵だなと思いました。カジュアルだけど、全員が楽しめる結婚式に参加できたのは一生の思い出です。
ハリファックス1人旅へ行く際、アメリカのデトロイトで乗り継ぎ待ちのため4時間ほど時間があったのですが、たまたま飛行機の席で横になった男性(同年代・日本人)に声をかけられ、仲良くなったのですが、今思うと不思議な経験かなと思いました。実際はとても良い方で、ラウンジが使えるという事で同伴者として入れてもらい、すごく快適でおしゃべりしていたら、あっという間に時間が過ぎて、お別れすることになりました。
今思うと、海外だし、日本人でも本当に悪い人だったりしたら最低の思い出となるところでした。たまたまラッキーな経験でしたが一歩間違うと、と思うと少し怖いなと感じます。
また、最終日は空港リムジンバスがあるホテルへ1泊することになっていましたが、初めての1人旅なので、夕飯に出かけるのが少し不安でした。何せ、街はアジア人があまりいないので、20代そこそこの私としては少し不安であり、遠出してしまうと迷子になりそうだし、最終日だしということで、結局近くのハンバーガー屋で最後の晩餐をしてのを覚えています。せっかくだったので、シーフードを最後にもう一度食べたかったです。
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11月 20th, 2020
一昨年の12月にアメリカへ1人旅をしてきました。当時勤務していた会社では5日間の連続有給取得が推奨されていたので、これを利用して5泊7日での旅でした。旅行のプランなど自由に考えるのが好きなので、旅行会社やツアーではなく、全くの個人旅行で行くことに決めました。
ワシントンDC滞在とその後アムトラックでニューヨークへ移動するという工程で、行き帰りの航空会社はANAを利用しました。観光が目的でしたが、時期はエアの料金も比較的安い12月を選び、アメリカのホリデーシーズンを味わいたいという目的もありました。
今回はオプショナルツアーには参加せず、すべて個人での観光でしたが、ワシントンDCではスミソニアンの博物館群を1日かけてゆっくり観光しました。なかでも印象深かったのは航空博物館でした。実際に宇宙へ行ったロケットや月の石などが展示してあり、宇宙という扱うスケールの大きさに圧倒されました。また、ちょうどクリスマス前ということもあり、ホワイトハウス前にはクリスマスツリーのイルミネーションがあり、普段見られることができないホワイトハウスを見ることができ感動しました。
ニューヨークでは初めてのジャズクラブ体験をしました。敷居が高そうで躊躇していましたが、せっかくなので勇気を振り絞って有名な老舗ジャズクラブのバードランドに行きました。歴史に残るジャズミュージシャンが演奏したクラブということもあり緊張していましたが、意外にアットホームな雰囲気と食事も楽しむことができて、ぜひまた訪れたいと思いました。
ニューヨークで本場のゴスペルを聴きたいと思い、観光客など誰でも入ることのできる、教会に行った時のことです。英語が得意ではないので、何か言われたらいやだなとそわそわしていました。牧師さん?の話もちろんわからず、周りの人たちがアーメンといったので、私もそれとなくアーメンとつぶやいてみることに。(バリバリの仏教徒なんだけどと思いながら)ここは郷に入ったら郷に従えということで、とりあえず色々まねてみることに。
次は寄付の箱が回ってきたので、周りのみんながやるようにドル紙幣を入れて、隣の人に箱を回してみました。そして、牧師さんのGOD BLESS YOUの言葉とともに周りの人とコミュニケーションをとる時間が始まってしまい、焦ることに。でも周りのかたが慣れているので、観光客と思しき私にも優しく声をかけてくれたり、握手をしてくれたり、ハグしてくれたり。日本では知らない人とハグする機会などないので多少びっくりしましたが、アメリカ人の懐の広さに感動しました。最後のほうでは、ゴスペルも曲がわからないながらも、鼻歌などで楽しむことができて、貴重体験でした。
今回の旅の大失敗はワシントンDCのホテルでのこと。朝ごはんにビュッフェがつくということでそのホテルに決めました。日本のビジネスホテルよりも豪華で、朝ごはんとしては十分な内容のビュッフェでした。アメリカなのでパンが中心で、スクランブルエッグやベーコン、サラダ、フルーツにヨーグルト、ドリンクの種類も豊富で大満足なメニューでした。
そこで、せっかくなので大好物のチーズを挟んだベーグルを食べようと思い、ベーグルをトースター?のような焼く機械に入れました。そのトースターはベルトコンベアのようにゆっくり回転する網に乗せ、焼きあがると下に落ちてくる仕組みでした。しばらく他の食べ物を見ていましたが、乗せたベーグルが落ちてこない。焦げ臭いにおいがしておかしいと思ったので、中を見るとなんと引っかかっているではないですか。
慌てて取ろうにも取れず、ついに燃えて火が出てしまい、助けを求めようにも英語が出でこない。幸い係の人が通りかかり何とか鎮火し、無残にも燃えカスのベーグルが取り出されました。ベーグルは半分に割ってから入れないといけないのですね。その後、係の人に怖い顔されたのは今でも忘れられません。
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10月 26th, 2020
5年ほど前、お盆休みを利用して台湾に一人で旅行をしたことがあります。それまで海外は、ツアー旅行でしか行ったことがありませんでした。また、完全な一人旅というのも初めてでしたので、とても思い出深い旅行となりました。行先は台北と台南ということだけしか決めておらず、飛行機のチケットとホテルの予約をネットで済ませて、あとはまったくのフリープランで旅立ちました。この初めての一人旅で味をしめ、その後、毎年お盆休みを利用して、上海やソウル、香港、マカオなどアジアの国々を旅するようになります。
まずは九分に向かいました。近くの駅までは電車で移動して、後はタクシーを利用しました。九分に着いたのはお昼ごろです。九分の魅力は赤い提灯に火が灯る夜だと思っていたので、夕方はとにかくぶらぶらして過ごすことにしました。九分という街は山の中腹にあるのですが、まずは上の方を目指しながらくまなく歩き回りました。
山の上の方を目指して細い道に入り込んでいったのですが、その時に気づいたのはこの街に野良猫?が多かったことです。途中感じの良い茶屋で軽食をとり一休みしながらさらに上方向に歩いていくと、やがて眼下に海が見えてきました。山頂近くまできたせいか心なしか気温も下がり、海側から気持ち良い潮風が吹いてきて、とても気持ちの良い場所でした。
その後、夕方になり九分の街中に戻ってきたのですが、夜の風景はやはり独特の雰囲気で素晴らしかったです。よくいわれる「千と千尋」の世界が目の前に広がっているようでした。
この台湾一人旅では、予定を事前にあまり決めていなかったのですが、唯一決まっていたことが知人の「何さん」に合うことでした。何さんは日本にお姉さん夫婦があり、この夫妻と私は友達だったのです。私が台湾に一人で行くことをお姉さんから聞いた何さんは、台北を案内したいから連絡をください、と言ってくれていました。台北に着いてから何さんに連絡をしたのですが、その後、美味しいお店や上手いマッサージ店、綺麗な夜景スポットなど、色々なところに連れて行ってもらったことが本当に楽しかったです。
なかでも、何さんが自転車を用意してくれて、台北から淡水まで自転車で走りにいったことが特に印象に残っています。南国の青い空の下、海辺のサイクリングロードを自転車で走り抜けるのは、思わず「ひゃー」と声が出るほど爽快でした!途中、海辺のカフェで食べた、かき氷もとても美味しかったです。このカフェの、少しさびれていながらも南国の開放感に溢れた佇まいも忘れられません。
この旅行で唯一汚点となったのが帰りの飛行機の時間を間違えてしまったことです。ホテルを出て空港に到着し、航空会社のカウンターでチェックインしようとしたのですが、受付の女性スタッフは飛行機が飛び立ってしまったことをジェスチャーで教えてくれました。自分がフライトの時間を勘違いしていてことを理解した瞬間、頭が真っ白になりました。
その時は、次の日に仕事が入っていたのでどうしてもその日に日本に帰らなくてはならなかったので相当焦りました。結局、キャセイパシフィックに空きが出たので、なんとか潜り込むように乗り込み帰国することができました。つたない英語で必死な表情で訴えたことが伝わって安心しました。
台湾はツアー旅行ですが、何度も訪れたことがあり、この時の旅行でさらに身近に感じていたこと。また、台湾の人々はもともと親日家が多く、海外にいるという自覚が薄くなっていて緊張感が少なくなっていたことなど、理由はあるのですが、日本にいるのではない。海外にいるのだ!という自覚と緊張感を常に持っていることは必要だな!と改めて感じました。
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