火曜日, 12月 1st, 2020

数年前になるのですが、留学先(カナダ)で出会った友人の結婚式に参加するため、東京ーカナダ(ハリファックス)へ一人旅に出かけた事があります。東京からデトロイトへ行き、乗り換えを小型機でハリファックスへと行く日程で1週間で計画しました。秋が始まる9月頃、到着すると紅葉が少し始まっていて、澄み切った空気がとても心地良かったです。友人の親戚の家の屋根部屋に泊めてもらうことになりましたが、とても広く、暖かく、ホームステイ気分で楽しかったです。

ホリデー一人旅3.jpg

ハリファックスはとても小さい街だったのですが、港街でもあり、シーフードがとても美味しいと聞いていたので、友人の親戚と一緒に半日出かけました。移動は車だったので、「ペギーズ・コーブ」の灯台や、ルーネンバーグの景色などを紹介してもらいました。同行してくれたカナダ人の親戚の方が、灯台で海を見ていたら、指を指して、「この海の向こうがイギリスだよ」と教えてくれました。

日本人の私としては、とても不思議で、ヨーロッパがこれほど近いのかと感心した記憶があります。そのほか、地元の一番古い木造の小学校、歴史的な壁画彫刻などローカル文化にも触れる事ができ、2度と経験ができない旅行となりました。ランチはルーネンバーグ近くのローカルなシーフードレストランでランチをして、大きなロブスターを堪能しました。今までに見た中で一番大きく、新鮮な料理に思わず感動したのを覚えています。

ハリファックス初日、日本からお世話になるカナダの方にお土産で「お菓子・ひよこ」を持参したのですが、夕方についたのでコーヒーを飲みながら渡したところ、「こんなの見た事ない!!何これ、食べて良いの??」と素敵なリアクションをもらいました。元々アジア人の訪問が少なく、彼らにしたら初めての日本人で、初めてみる「ひよこ」に驚きと感動してもらえたのはとても印象に残っています。

また、友人の結婚式に参加するのが目的でしたので、メインイベントの結婚式がとても良かったです。日本と違って、地元の公民館の広場で親戚や友人など100人近くが集まって、料理を楽しんだり、踊ったりして時間を共にするのですが、飾り付けも自分たちや友人の手作りだったり、温かみのある式に、とてもうらやましく思いました。

個人的には友人の新婦のお父さんと一緒にダンスしたのは今でも良い思い出です。年齢に関係なく踊り出すのは素敵だなと思いました。カジュアルだけど、全員が楽しめる結婚式に参加できたのは一生の思い出です。

ハリファックス1人旅へ行く際、アメリカのデトロイトで乗り継ぎ待ちのため4時間ほど時間があったのですが、たまたま飛行機の席で横になった男性(同年代・日本人)に声をかけられ、仲良くなったのですが、今思うと不思議な経験かなと思いました。実際はとても良い方で、ラウンジが使えるという事で同伴者として入れてもらい、すごく快適でおしゃべりしていたら、あっという間に時間が過ぎて、お別れすることになりました。

今思うと、海外だし、日本人でも本当に悪い人だったりしたら最低の思い出となるところでした。たまたまラッキーな経験でしたが一歩間違うと、と思うと少し怖いなと感じます。
また、最終日は空港リムジンバスがあるホテルへ1泊することになっていましたが、初めての1人旅なので、夕飯に出かけるのが少し不安でした。何せ、街はアジア人があまりいないので、20代そこそこの私としては少し不安であり、遠出してしまうと迷子になりそうだし、最終日だしということで、結局近くのハンバーガー屋で最後の晩餐をしてのを覚えています。せっかくだったので、シーフードを最後にもう一度食べたかったです。