金曜日, 11月 20th, 2020

一昨年の12月にアメリカへ1人旅をしてきました。当時勤務していた会社では5日間の連続有給取得が推奨されていたので、これを利用して5泊7日での旅でした。旅行のプランなど自由に考えるのが好きなので、旅行会社やツアーではなく、全くの個人旅行で行くことに決めました。

ワシントンDC滞在とその後アムトラックでニューヨークへ移動するという工程で、行き帰りの航空会社はANAを利用しました。観光が目的でしたが、時期はエアの料金も比較的安い12月を選び、アメリカのホリデーシーズンを味わいたいという目的もありました。

今回はオプショナルツアーには参加せず、すべて個人での観光でしたが、ワシントンDCではスミソニアンの博物館群を1日かけてゆっくり観光しました。なかでも印象深かったのは航空博物館でした。実際に宇宙へ行ったロケットや月の石などが展示してあり、宇宙という扱うスケールの大きさに圧倒されました。また、ちょうどクリスマス前ということもあり、ホワイトハウス前にはクリスマスツリーのイルミネーションがあり、普段見られることができないホワイトハウスを見ることができ感動しました。

ニューヨークでは初めてのジャズクラブ体験をしました。敷居が高そうで躊躇していましたが、せっかくなので勇気を振り絞って有名な老舗ジャズクラブのバードランドに行きました。歴史に残るジャズミュージシャンが演奏したクラブということもあり緊張していましたが、意外にアットホームな雰囲気と食事も楽しむことができて、ぜひまた訪れたいと思いました。

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ニューヨークで本場のゴスペルを聴きたいと思い、観光客など誰でも入ることのできる、教会に行った時のことです。英語が得意ではないので、何か言われたらいやだなとそわそわしていました。牧師さん?の話もちろんわからず、周りの人たちがアーメンといったので、私もそれとなくアーメンとつぶやいてみることに。(バリバリの仏教徒なんだけどと思いながら)ここは郷に入ったら郷に従えということで、とりあえず色々まねてみることに。

次は寄付の箱が回ってきたので、周りのみんながやるようにドル紙幣を入れて、隣の人に箱を回してみました。そして、牧師さんのGOD BLESS YOUの言葉とともに周りの人とコミュニケーションをとる時間が始まってしまい、焦ることに。でも周りのかたが慣れているので、観光客と思しき私にも優しく声をかけてくれたり、握手をしてくれたり、ハグしてくれたり。日本では知らない人とハグする機会などないので多少びっくりしましたが、アメリカ人の懐の広さに感動しました。最後のほうでは、ゴスペルも曲がわからないながらも、鼻歌などで楽しむことができて、貴重体験でした。

今回の旅の大失敗はワシントンDCのホテルでのこと。朝ごはんにビュッフェがつくということでそのホテルに決めました。日本のビジネスホテルよりも豪華で、朝ごはんとしては十分な内容のビュッフェでした。アメリカなのでパンが中心で、スクランブルエッグやベーコン、サラダ、フルーツにヨーグルト、ドリンクの種類も豊富で大満足なメニューでした。

そこで、せっかくなので大好物のチーズを挟んだベーグルを食べようと思い、ベーグルをトースター?のような焼く機械に入れました。そのトースターはベルトコンベアのようにゆっくり回転する網に乗せ、焼きあがると下に落ちてくる仕組みでした。しばらく他の食べ物を見ていましたが、乗せたベーグルが落ちてこない。焦げ臭いにおいがしておかしいと思ったので、中を見るとなんと引っかかっているではないですか。

慌てて取ろうにも取れず、ついに燃えて火が出てしまい、助けを求めようにも英語が出でこない。幸い係の人が通りかかり何とか鎮火し、無残にも燃えカスのベーグルが取り出されました。ベーグルは半分に割ってから入れないといけないのですね。その後、係の人に怖い顔されたのは今でも忘れられません。